TOKYO LIFE STYLE CORDINATION

おもしろきこともなき世をおもしろく

2017年が終り、2018年がやってくる

今年もあっという間に一年が終わってしまう…今年も色々と溢れすぎていて消化不足な一年だった。こうやって年を取り続けてしまうのは怖い気もしますが、そういうものなら受け入れていこうかなと。

2017年はCloudとBigDataな1年でした。

Cloudは本当に当たり前のように使われるようになってきたことを感じることができ、こーいう時代になったんだって、よく思います。Cloudのコンソール画面でポチポチするだけで、欲しいだけのインスタンスやサービスが動き始める。少し前まで細かいパラメーターシートを作成してレビューを繰り返し、サーバーの手配や調整をし、やっとできあがったものが、ポチポチでできてしまう世界はもう現実世界にやってきて、本当にこれで良いのか。って感じることもたくさんあるのだけど、これがCloudということであれば、時代の流れを感じずにはいられません。

欲しい時に欲しいだけのサービスを提供する、今では当たり前となっている世界って本当にすごいなーって思います。そのうちサーバーを見たこともない人達がその環境の上でサービスを開発する時代がくると考えるとぞっとするところもありますが、ITの進化は常にそういうところがあるので、この流れに抗うことも難しい。自宅でサーバーをたてると電気代だけでなく、音や熱など気にしなきゃいけないことが多いので、それをCloud業者が引き受けるからお金頂戴といえば、お金を払うお客様もいるよなーっと思います。また、サービス開発のスピードの速さときたら途方もないスピードで出てきている世の中だから、自前のサーバーを調達する方が時間がかかるので、納得せざるを得ない。逆にCloud事業者のどこかの誰かは今でもshellをごりっと書いて、Cloudの基盤を構築、運用しているのだから、特化したスキルがあれば生き延びることもそこまで難しくない。

IT業界でSIやベンダーで働いているとすぐに技術が廃れるという話が出てきます、私自身もよく感じることではありますが、それでも仕事がなくなることはないんじゃないかなって楽観的にみているところがあります。もしかすると次の上司はペッパー君やAIになる可能性も否定はできないけど、技術は積み重ねの部分が非常に多いので、何かをやっていたらその上にまた何かをラッピングしていけば、なんとかなるのでわないかと。私がITの世界に入った時には、Java1.2,1.3でVB6全盛期でしたが、今でもJavaは進化しているし、VBは.netとして生まれ変わって生き続けてます。プログラムで飯を食っているわけではないのですが、技術の生き残り具合というは、なかなか面白いと感じます。なんか古いようで新しいものや新しいもので古いものだったりと、結構ウダウダやっていったら、あと10年ぐらい暖かいご飯にたどりつける。

また、お客様のデータが充実し始めて、BigDataという言葉が頭をよぎっていく2017年。データベースの世界ではすぐに億のレコードがでてきて、ハードディスクはすぐにテラの規模になります。頭おかしいんじゃないかな・・・おじさんそんなでかいデータ扱いたくないよって思うことが多かった一年。エンタープライズの世界は通常のITの流れを取り込むのに時間がかかるため、2〜3年後に技術要素がおりてくるイメージがあるのですが、ほんとうに良かった。色々と頑張ればこんなでかいデータもシュッてさばくことができるのです。良い時代になりました。

2017年は猫も杓子もAIやDeep Learningですが、個人的には重い腰をあげて機械学習がやってくるんでないかなって思います。お客様にとってデータ分析は業務ではなく、業務の改善や変化させていくためのツールでしかないので、データ分析のコストを下げれないと浸透しないと思っていたのですが、その分岐点をそろそろ越えることができるんじゃないかと期待しております。

今年は色々なお客さまと会話させて頂く中で、自分のコミュニケーション不足によるミスが多かった。お客様の期待に応えることができなかったことが多いと感じた1年です。人と会話することは好きなんです、ただ会話のキャッチボールが下手なようです。今になってこんな課題が出てくるとは思わなかったけど、これはなぜか、いままであまり感じたことはなかったけど振り返るときっと仕事上の役割が変わってきているからではないかと思います。来年はお客様と向き合って、しっかりと会話をしていきたいと思います。

2018年も楽しい年であることを祈って。